幼児期からの
紫外線対策
こどもの日やけはダメなの?
紫外線対策が幼少期こそ大切な理由。
紫外線大国ニッポンと世界の紫外線対策。
気象庁の観測によると、日本国内の紫外線量は長期的に増加傾向があります。
紫外線量の多いイメージのあるシドニーやロサンゼルスと、東京はほぼ同程度。
特に5〜8月は、UVインデックス8〜10「非常に強い」に達し、外出には注意が必要です。
皮膚がんの多いオーストラリアでは、幼少期からの紫外線対策が徹底されており、各クラスにひやけどめを常備している学校も少なくありません。
隙間なく塗ることや、こまめな塗り直しが指導され、こどもたちの肌を守っています。
アメリカ、カナダ、フランス、イギリスなどでもUV防御への取り組みが行われています。
東京、シドニー、ロサンゼルスにおける各月の紫外線量
出所:世界保健機関(WHO)、UV Index Worldwide
18歳までに生涯の半分を浴びる?!
紫外線への健康リスク。
太陽の光は、カルシウムの吸収に欠かせないビタミンDを得るためにも、成長期のこどもにとって必要なもの。
ですが、紫外線を浴び続けることでシミやシワなどの皮膚トラブルや、大人になってから皮膚がんや白内障などの原因になるリスクもあります。
帽子、日陰だけでは不十分。
ひやけどめをあたりまえのものに。
日本では、4〜9月、1日のうちでは10〜14時に紫外線量が多くなります。
外出する時は帽子を被る、日陰で遊ぶなど気をつけなければなりません。
ただし、上からの光を遮るだけでは不十分。
散乱光や反射光、また曇りの日にもたくさんの紫外線が届くため、外出時にはひやけどめをつけることが効果的です。
日常の外遊びの時のひやけどめは、SPF10〜30/PA++くらいが目安です。
海外を含めた過酷な環境で長時間の太陽光線曝露をする活動など、紫外線に特別過敏な人。
紫外線防御に対しより高い安心を求める方
リゾート地でのマリンスポーツやスキー、炎天下でのレジャー活動など(強い紫外線にさらされる場合)
屋外での軽いスポーツ・レジャーで太陽の下で活動など
散歩、買い物、洗濯物干し、通勤、通学等の日常生活など
出典:日本化粧品工業連合会「紫外線防止用化粧品と紫外線防止効果 2021改訂版」
【参考】
環境省『紫外線 環境保健マニュアル2020』
WHO(世界保健機関)